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ぼーかろいどのキャラデザに惹かれた管理人が萌えを語るためのブログ。最愛は白リボンの黄色い子。
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初喪

レンリン?小話。ものすごく暗く、ものすごく短いです。たぶん1000字いってない。

レンリンは死にませんが死ネタといえば死ネタ。お嫌いな方はご注意を。
うっすらとアレな表現もありますけれど、注意するほどのものでもないかと。

正月2日の記事の追記につけて、年始早々あまりに暗いので消したもの、の修正版です。
そろそろめでたい時期は過ぎたかなって…。

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 ひどい年明けだった。これまでにも、喧嘩したりヘマをしたりと、最悪な年明けだと思ったことは何度かあったが、今ではそれさえ渇望する。
 焼き場にも年末年始の休みは存在するのだと、初めて知った。棺桶に氷をたくさん詰めて、年始四日まで待つしかないらしかった。
 熱の塊を更に強く引き寄せて、目を瞑る。この柔らかな身体も、いつか棺桶に入れば、冷たく強張るのだろうか。日中は何かと用事を見つけて出かけていても、夜はこの家にいるしかない。いくら生前親しかった人でも、同じ家に遺体を置き続けるのは精神を削った。二日目の朝、目の下に隈を作ってきたリンのために、レンはこの部屋に布団と枕を持ちこんだ。
 最初はリンの布団の隣に自分の布団を敷いた。布団の境界ぎりぎりまで身を寄せてきたリンを見て、レンは結局リンの布団へ枕を移した。使わなかった自分の布団は、翌朝に自室へ戻しに行った。そんな僅かな間でさえ、リンはレンの傍を離れようとしなかった。部屋の壁にかかったカレンダーが映ると、リンの目に一瞬だけ光がともった。あけまして、と掠れた声を出して、けれどすぐに、彼女は唇を噛んだ。三日目、新しい年は自分達にも、滑稽なほど平等に訪れた。
テレビは消していたが、街に出れば慶びの言葉が溢れている。かといって、家でじっとしているのも嫌だった。今日で四日目。初夢の内容は覚えていなかったし、覚えていたくもなかった。リンは、夢でもやっぱり居なかったのだと言って泣いた。あと二回、夜を数えればいい。火葬して煙になったら、心も少しは軽くなる。そう願った。
「…ん」
 抱え込んだ腕の中で、頭がもそりと揺れる。レンの胸板に細い金糸が擦れた。起きるな、と念じて息を殺す。小さく唸ったリンの吐息が、肌を撫でた。どうか、夢なんて見ていませんように。
 うとうとと浅い眠りしか繰り返せないよりは、夢も見ない深い睡眠を与えられる方が、きっとましだろうと思ったのだ。けれど、悲しさを忘れるための行為は、虚しいだけだ。疲れ果てて眠りに落ちるまで、その短い間が、今のリンには必要なものだとしても。
 目覚める気配のないことにほっとして、白い背中を撫でる。そこに散らした赤は、街で見た千両の赤い実を思い起こさせた。それだけが唯一、この家で正月らしいものだった。





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誰が死んだんだろう。厨二くさい。

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こちらは管理人シロセが個人の趣味で萌を語るブログです。同人的要素を含みますので、苦手な方はブラウザバックを推奨します。また、製造元・版権元・その他各企業様とは全く関係ございません。
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